【カッピングの効果と正しい使い方】筋肉の緊張を和らげる自然療法のすべて
2023.3.23
カッピングとは、中国の伝統医学である「漢方」における治療法の一つで、身体に吸い付けることで筋肉の緊張を和らげるために使われる吸引カップのことを指します。
古くは竹や陶器、ガラスなどで作られていましたが、現代ではプラスチックやシリコン素材で作られたものが主流です。
今回はカッピングの効果や使い方、メリットなどをご紹介します。
カッピングの効果
カッピングの効果としては、以下のようなものがあります。
①筋肉の緊張を和らげる
吸引することで、筋肉や筋膜に貼り付いたコリや緊張を解放し、血流を改善します。
②血行促進効果
カッピングをあてることで、吸引部分の血管を拡張し、血流を促進することができます。これにより、体内の老廃物の排出や、酸素や栄養分の供給が促進されます。
③リラックス効果
吸引される刺激により、リラックス効果が得られることがあります。また、精神的なストレスを解消することができるとされています。
カッピングの正しい使い方
カッピングの正しい使い方は以下の通りです。
①
カッピングに空気を入れます。これは、カッピングを肌に吸い付けるために必要です。
②
次にカッピングを肌にあて空気を抜いて吸い付けます。
そして一定の圧力をかけた状態で、カップを移動させます。
③
一定の時間、カップをあてたままにします。
④
カップをはずし、肌に塗る保湿剤でケアします。
カッピングのメリット・デメリット
カッピングのメリットとしては、自分で簡単に行うことができる点が挙げられます。またマッサージに比べ、筋肉や皮膚に直接刺激を与えることができるため、効果が高いとされています。
一方、デメリットとしては、吸引力が強すぎると皮膚にダメージを与える可能性がある点が挙げられます。また、血管や神経に直接あてることができないため、治療目的で使う場合は注意が必要です。さらに、肌が弱い人やアレルギーを持つ人は、使用前に医師に相談することをお勧めします。
注意
セルライトがある場合、カッピングは特に痛みを感じることがあります。これは、セルライトの部位は脂肪や老廃物が蓄積し、皮膚の下の組織が硬くなっているためです。
最初にハイパーナイフなどでセルライトを柔らかくほぐすことで、痛みを緩和することがでいます。
まとめ
カッサは、古くから伝わる漢方医学の一部であり、現代でもその効果が注目されています。
しかし、正しい方法で使用しないと逆に健康に悪影響を与える可能性があるため、注意が必要です。使用前には自己流での行い方や使用時間を過剰にすることがないよう専門家や医師の意見を聞くことが重要です。